私たち現代人は毎日、たくさんの「情報」や「音」に囲まれて生きています。
そんな情報社会の中でずっと過ごしていると、気づかないうちに疲労やストレスが蓄積されているもの。
そんな中、忙しくてもスッと体に取り入れることが可能なものがあります。
それは「香り」です。
「今の私は、無理していないかな?」
と、自分に問いかける時間を、今日はこのブログを通しいる間だけでも気づいていただけたらと思います。

今回は、遠く離れた砂漠の国、エジプトの人たちが、香りと繋がった生活を送っている事例を交えながら、私たちが忘れかけている「魂を大切にする習慣」を見ていきますね。
その習慣のカギとは「香油」です。
香水ではなく、「香油」。
アルコールや水を使わず、植物の命そのものを凝縮したオイルです。
現代のエジプト人が、この香油をどのように使い、生活の中でどう向き合っているのか、その秘密を紐解きながら、あなたの内側にある輝きをもう一度呼び覚ます旅に出かけましょう。
少し長い記事になりますが、ゆったりとした気持ちで、お付き合いただければ幸いです。
目次
砂漠の国で生きるということ
エジプトと聞くと、皆さんはどんな風景を思い浮かべますか?
灼熱の太陽、乾いた砂、そして悠久のナイル川。
現代のエジプト、特に首都カイロは、実はとてもエネルギッシュで、ある意味では混沌とした街です。
車のクラクションが鳴り響き、市場(スーク)では人々が大きな声で会話をし、生きるエネルギーが渦巻いています。

けれど、そんな喧騒の中に、ふと時が止まったような「静寂」と「神聖な空気」を感じる瞬間があります。
それは、香りが漂う時です。
エジプトの人々にとって、香りはただのファッションやエチケットではありません。
それは「生活の一部」であり、もっと言えば「生きるエネルギーそのもの」なのです。
日本に住む私たちにとって、香りといえば「外に出かける時につける香水」という感覚が強いかもしれません。
誰かに会うため、良い印象を与えるため、あるいは身だしなみとして。
しかし、エジプトの香りの文化は少し違います。
彼らにとって香りは、まず「自分のため」、そして「神様とつながるため」にあるのです。
現代エジプト人の香油の使い方
エジプトの家庭にお邪魔すると、あるいは街角の小さなお店に入ると、ふわっと深みのある香りに包まれることがあります。
現代のエジプトの人々は、この香油を使った「香り」とても日常的に、そして儀式的に使っているんです。
1. お風呂上がり、自分への慈しみとして
多くのエジプト人女性、そして男性も、お風呂上がりやシャワーの後に香油を使います。
体が温まり、毛穴が開いている清潔な肌に、ほんの数滴のオイルを馴染ませるのです。
これにはアルコールが含まれていませんから、揮発してすぐに消えてしまうことがありません。
オイルが肌に染み込み、体温と混ざり合うことで、その人だけの独特の香りに変化していきます。
これは、「誰かに嗅がせるため」ではありません。
眠りにつく前、あるいは家でリラックスする時間に、自分自身を良い香りで包み込み、1日の疲れを癒やすための行為なのです。
「今日も一日、私の体、ありがとう」
そんな感謝に似た儀式が、日常の中に溶け込んでいます。
2. お祈りと浄化のツールとして
エジプトはイスラム教徒が多い国ですが、お祈りの前に身を清める際、香りを使うこともよくあります。
モスク(礼拝堂)に行く前や、家でのお祈りの前に、好きな香油を手首や耳の後ろにつけます。
これは、神聖な存在と向き合うために、自分の波動を高めるという意味があります。
嫌な匂いや、ネガティブなエネルギーを払い、純粋な状態で祈りを捧げる。
現代でも、香りは「天と地をつなぐハシゴ」のような役割を果たしているのです。
3. 大切なゲストへの最高のおもてなし
エジプトの家にお客さんが来た時、お茶と一緒にお香を焚いたり、あるいは客人の手に香油を塗ってあげたりすることがあります。
「私の家に来てくれてありがとう。あなたに祝福がありますように」
言葉ではなく、香りでその気持ちを伝えるのです。
香りを共有することは、同じ空間で、同じ波動を共有すること。
そこには、相手を心から敬う精神が宿っています。

なぜ香りが心を動かすのか?
ここで少しだけ、難しい話をわかりやすく説明させてください。
なぜ、私たちは良い香りを嗅ぐと、一瞬で幸せな気持ちになったり、懐かしい記憶が蘇ったりするのでしょうか?
あるいは、なぜエジプトの人々はこれほどまでに香りを重要視するのでしょうか?
実はこれには、科学的な裏付けがあります。
私たちの五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中で、「嗅覚」だけが、脳の「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」という場所に直接つながっているのです。
他の感覚は、一度脳の「理性を司る部分」を経由してから処理されます。
「あ、これは赤い花だな」「これは車の音だな」と、頭で理解してから感情が動きます。
しかし、香りだけは違います。
鼻の奥にある嗅細胞が香りをキャッチすると、その信号は思考を経由せず、ダイレクトに「感情」や「本能」、「記憶」を司る大脳辺縁系(海馬や扁桃体)に届くのです。
つまり、「考えるよりも先に、心が反応する」のです。
これが、香油がスピリチュアルな成長や癒やしに強力なツールである理由なんです。
私たちが普段、「やらなければいけないこと」や「将来への不安」で頭がいっぱいになっていても、深い香りを吸い込んだ瞬間、強制的に「今、ここ」に引き戻されます。
理屈抜きで、脳がリラックスモードや幸福モードに切り替わるのです。
古代エジプトの人々は、解剖学的な知識は現代ほどではなかったかもしれませんが、経験としてこのことを熟知していました。
だからこそ、神殿の儀式や瞑想、そして王族のケアに香油を欠かさなかったのです。
現代のエジプト人もまた、この「理屈を超えた力」を生活の知恵として受け継いでいます。
スピリチュアルな影響と「波動」の話
さて、ここからは少しスピリチュアルな視点で、香油がもたらす影響について深掘りしていきますね。
すべての物質には「波動(すべての物は振動しているという理論)」があると言われています。
私たち人間も、感情によって波動が変わります。
イライラしている時は荒く低い波動、感謝している時は細やかで高い波動になります。
植物の命が凝縮されたエジプト香油は、非常に高い波動を持っています。
特に、何千年も前から変わらない製法で作られたり、聖地エジプトの土壌で育った花々から作られたオイルには、力強い大地のエネルギーと、太陽のエネルギーが宿っています。

1. オーラを保護し、強化する
現代社会は、人混みや電磁波、SNSからのネガティブな情報など、私たちのエネルギーを消耗させる要因がたくさんあります。
「なんだか今日は疲れたな」
「人混みで酔ってしまった」
そんなふうに感じるのは、それらが原因とされます。
そんな時に香油を身に付けるとで、目に見えない「光のヴェール」をまとうことと、同じことを得られます。
自分の周りの空気を、高い波動の香りで満たすことで、ネガティブな影響を受けにくくする効果が期待できるのです。
現代のエジプト人が、外出前やお祈りの前に香油をつけるのは、無意識のうちに自分のエネルギーフィールド(オーラ)を守っているとも言えるんですね。
2. 本来の自分(ハイヤーセルフ)とつながる
先ほどお話ししたように、香りは脳の海馬や扁桃体に直接届きます。
これは、普段私たちが抱えている「エゴ」や「思考のノイズ」を瞬時にシャットダウンしてくれるということです。
深く香りを吸い込みながら瞑想をすると、いつもより深く自分の内面に入っていける感覚を味わえるでしょう。
「私は本当はどうしたいの?」
「私の魂が喜ぶことは何?」
そんな答えが、ふとした瞬間に降りてきやすくなります。
香油は、あなたの中に眠る「神聖な自分」への扉を開く鍵なのです。
3. 女性性と受容性を高める
現代を生きる私たちは、どうしても「男性性」のエネルギーを使いがちです。
目標を達成する、競争に勝つ、論理的に解決する、時間を守る…。
これらは素晴らしい能力ですが、こればかりでは心が乾いてしまいます。
香油の香りは、感覚的で、優雅で、流れるような「女性性」のエネルギーを思い出させてくれます。
ただそこに在るだけで美しい花のように、
何かを成し遂げなくても、今のままのあなたで十分に価値があるということ。
香油を肌に馴染ませる時間は、そんな「受容」のエネルギーを自分自身に注ぐ時間でもあります。
今、あなたに必要な「香り」の処方箋
エジプト香油にはたくさんの種類がありますが、その一つ一つに異なるストーリーとエネルギーがあります。
もしあなたが今、何かを変えたいと思っているなら、こんなふうに香りを選んでみてはいかがでしょうか。
・心がザワザワして落ち着かない時
自分の中に静けさを取り戻したい時は、土のエネルギーを感じる深みのある香りや、神聖な儀式に使われてきた香りがおすすめです。
エジプトの砂漠の夜のように、静かで広大な心を取り戻せるでしょう。
・愛すること、愛されることに臆病になっている時
ハートチャクラを開く、ローズやジャスミンなどのフローラルな香りが背中を押してくれます。
クレオパトラも愛したと言われるバラの香りは、自分自身を愛する力を高め、その溢れた愛で周りを包み込む余裕を与えてくれます。
・新しい一歩を踏み出したい時
エジプトの国花である「ロータス(蓮)」の香りは、「再生」と「復活」の象徴です。
泥の中から美しい花を咲かせる蓮のように、困難な状況から抜け出し、新しい自分に生まれ変わりたい時に、強力なサポートとなってくれるはず
本物のエジプト香油に出会う旅
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
エジプトの香油が、単なる「良い匂いのオイル」ではなく、現代を生きる私たちの心を支え、魂を輝かせるための大切なパートナーであることが伝わったでしょうか。
「でも、日本で本物のエジプト香油なんて手に入るの?」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、雑貨屋さんなどで売られている「エジプト風」のオイルの中には、合成香料やアルコールで薄められたものも少なくありません。
スピリチュアルな効果や、本当の意味での癒やしを求めるなら、エジプトの地できちんと作られ、エネルギーを損なわないように大切に日本へ運ばれてきた「本物」を使っていただきたいのです。
私自身、色々な香油を試してきましたが、その中でも特に波動が高く、作り手の愛とエジプトの叡智が詰まっていると感じる専門店があります。
それが「IRAADA(イラーダ)」です。
IRAADAの香油は、エジプト現地との強い信頼関係のもと、最高品質の素材を使って作られています。
蓋を開けた瞬間に広がる香りの濃厚さ、そして肌に乗せた時の温かみは、他ではなかなか味わえない体験です。
サイトを訪れるだけでも、その神秘的な世界観に触れることができます。
それぞれの香油に込められた意味や、どんな時に使うのがおすすめか、とても丁寧に解説されています。
「今の私に必要な香りはどれだろう?」
そんなふうに自分の心と対話しながら、直感で選んでみるのも楽しいですよ。
写真や説明文を見ているだけで、「あ、これだ!」と心が惹かれるものがきっとあるはずです。
それは、あなたの魂がその香りを求めているサインかもしれません。
もしあなたが、
「もっと自分を大切にしたい」
「ぶれない自分軸を持ちたい」
「日々の生活に、神聖な潤いが欲しい」
そう願っているのなら、ぜひ一度、IRAADAの扉を叩いてみてください。
▼ 本物のエジプト香油専門店 IRAADA(イラーダ)はこちら

古代から続く香りの魔法は、今も生きています。
そしてそれは、遠い国の話ではなく、今ここにある、あなたのための魔法です。
香油を一滴、肌に乗せる。
その小さな行動が、あなたの明日を、そして未来を、もっと豊かで美しいものに変えてくれるかもしれません。
あなたが、あなたらしい輝きで満たされますように。
そして、心地よい香りに包まれて、今日という日が優しい時間になりますように。
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