寝る時に使う寝具は、1日の約3分の1を睡眠で過ごす私たちには重要な物になります。
私の場合、家が古く畳の部屋ばかりだった為、昔は床に綿布団を敷いて寝ていました。
朝起きた時、体中が痛かったり、首筋や背中が痛いときもありました。
何年かして、仕事面でストレスによる不眠症を患うようになり、少しでも良い催眠ができるように、少しずつ寝具について考えるようになったんです。
低反発素材のマットレスは熱がこもりやすかった
まずテレビでよく目に入ったCMの、低反発マットレスを購入してみました。
初めは沈むような柔らかさと、包まれるような感覚に感動したものです。
でも、快適な睡眠をする事はできませんでした。
なぜなら、暑い！
体の熱がマットレスにこもって、暑くてとても眠れない！
しかも、枕まで低反発タイプにしたのですが、これも頭が沈むので、とても寝心地がいいとはいえませんでした。さらに寝相が悪いので、寝返りもしにくかったんです。
腰痛持ちには低反発マットレスは不向き
実は仕事上、腰痛持ちになり、やわらか素材のマットレスは体が沈んでしまい、私の腰にはあまりよくなかったんです。これではダメだと思い、地元にある、寝具店へ足を運びました。
腰痛持ちというのを伝えて、マットレスについてきいてみると、「低反発タイプは柔らすぎるので、腰痛持ちには合わないと思いますよ」と、なんだか意外な返答がきました。
体が沈みすぎると腰への体重負荷が大きくなって、より一層腰がやられてしまう可能性が高いそうです。
寝返りするときって、思った以上に筋肉を使うので、寝返りがしにくい場合は特に注意が必要との事です。
良いと思って買った物が、人によって合う合わないで、よけいに悪化させる恐れもあるんですね。
とりあえずマットレスの見本があるので寝てみて下さいと言われ、実際に寝てみました。
「腰痛持ちなら高反発が良いんですよ！」と、店員さんが言ってくれました。
マットレスがうまく体重を分散して、腰痛を持っている方でも、楽に休むことが可能になるんだそうです。
たしかに体も沈まず、寝返りを打ってみても安定していました。高反発でも、硬すぎても合わないのもあるので、何種類か寝てみて、しっくり来るものを選びました。
枕も高反発タイプで、高さを変更できる物と合わせて試しました。
高反発マットレスは素材もいろいろ
私が最終的に選んだタイプは、通気性のよいウレタンタイプです。
ウレタンタイプは体重で硬さを決めるのが一般的なようで、50kg代の私は、普通ぐらいの硬さになりました。
個人的には高反発マットレスは、とても良い買い物でした。結構快眠できるようになり、とても良い感じです。
もちろん寿命もあります。ウレタンタイプの寿命は、だいたい8年位が目安だそうです。
参考ですが、ウレタンタイプの硬さは、N（ニュートン）という単位で表されるそうです。
硬さの目安にしてみてはいかがでしょうか。
体重50kg以下／100～150N
体重51～80kg／120～170N
体重81～100kg／140～180N
腰痛持ちによく紹介されるのが他、コイル式があり、更に『ボンネルコイル』と『ポケットコイル』に分かれます。
あなたの環境に合うマットレスを見つけよう
私が気になった、腰痛持ちにも優しい設計の商品をいくつか紹介しますね。
メーカーも数十日使用してみて、体に合うマットレスを使ってほしいので、返品制度も充実している所が多いです。
メーカーにより返品制度が違うので、実際に商品ページでご確認ください。
・高反発マットレス【SOMRESTA】
メーカーオリジナルの多層構造、高品質・高機能のウレタンフォームを採用しています。
ウレタンの硬さは標準的な150Nです。
高い弾力性を持ち寝返りをしても体圧分散が優れているので、寝心地も非常にいいです。
腰痛持ちの方、寝不足がちな方、寝つきが良くない方など、睡眠に悩んでいる方におすすめです。
高吸放湿・消臭・抗菌防臭・防ダニなどの機能性も備えていて安心です。
マットレスのタイプも豊富で、あなたの環境に合わせて選んでみて下さい。
・腰痛対策マットレス【ドクタータフィ】
腰痛の患者さん64万人のデータを元に、腰痛専門接骨院が開発したマットレスです。
体にフィットする部分は高反発、下部は低反発の二重構造で睡眠時の体重を程よく分散し、腰への負担軽減をサポートしてくれます。
今使っている寝具の上にそのまま載せてご利用頂けるので、マットレスを買い換える心配もありません。
医師もケアする面から、納得して選んでいるマットレスです。
・寝返りに特化した「NELLマットレス」
ポケットコイルタイプのマットレスです。
高級ホテルのマットレスよりも、ポケットコイルを2倍以上に増やしています。
そうすることで体重の分散にも優れ、寝返りに特化したマットレスに仕上がっています。
更に腰に当たる部分はやや硬めの設計になっており、寝返り時も血流を阻害しにくく、睡眠時の体への負担を少なくしています。
腰痛持ちや肩こりが気になる方にも、やさしい設計になっています。
