これを読んでいるあなたは、最近空を見上げた事ありますか?
得に都会に住む方は、空を見上げてもビルばかりだったり、夜になっても明るい街並みで、空のことすら、すっかり頭から抜け落ちているかもしれませんね。
少し、神秘的なお話ですが、今回は私たちが一番よく見ることができ、一番恩恵を受けることができる「月」についてです。
目次
月に秘められた力
月といえば、一番私たちに大きな影響力を与えていることが実感できる、満ち潮と引き潮。
あんなに小さく見えていても、とても大きなチカラを地球全体、そして私たち生物にまで与えているんですよね。
そして、私たちニンゲンの精神的な部分にも大きく関与しています。
例えば、
「満月の力は、身体的なリセットと願いを叶えるエネルギーを増幅させてくれるパワーを与えてくれる」
どこかで、そんな言葉を聞いたことはないでしょうか?

古くから、月はその満ち欠けによって、私たちの心や体に影響を与えると考えられてきています。
そして、満月と対になる「新月」。
新月の力は――「新しい始まり」と「願いの種をまく」力を、私たちに与えてくれるとされているんですね。
毎日がんばっているのに、なぜか空回りしている気がする。
心も体も重たくて、スッキリしない。
もし今、あなたがそんな風に感じているなら、月のリズムを少しだけ意識してる良い機会かもしれませんよ!
満月の夜、「いらない感情」を空っぽにする
「もう、何もかも嫌だ」
あるとき私は、まさに八方ふさがりな状態でした。
仕事のプレッシャーと後輩の指導、そしてプライベートの悩み。毎日、重たいヨロイを着ているかのような状態で、出勤していたんです。
「がんばるのが当たり前」
「私が我慢すれば丸く収まる」
そう思い込んで、自分の本当の気持ちを抑え込んみ続けていたんですが――
体はいつもだるくて、夜も仕事のことや人間関係でぐるぐる思考がめぐって眠れない状態。
まさに、心がパンク寸前といった感じでした。
そんな時、友人が私の辛い現状を知ってか、「今夜は満月だから、いらないものを手放してみたら?」と誘ってきたんです。
私はぽかんとした表情で「手放すって、何を?」って返したんですね。
半信半疑の私に、友人は「紙とペンを用意して」と言いました。
部屋のカーテンを開けると、丁度満月の光が差し込んでくる時間でした。
私は言われるがままに、今自分が抱えている「重たいもの」を紙に書き出してみました。
・「どうせ私なんて」と自分を責めるクセ
・他人と自分を比べる気持ち
・断れずに引き受けてしまう、余計な仕事
書き出すうちに、なんだか目から涙がこぼれていることに気づきました。
「私、こんなにたくさんの荷物を抱えていたんだ」と心の中で呟いた記憶がかすかに残っています。
書き終えた紙を私からそっと受け取って、友人は「ありがとう、もう大丈夫だから、落ち着いて」と言いながら、ビリビリに破いてくれました。
(※火を使える環境なら燃やすのも良いそうですが、安全に破くだけで十分だそうです)
不思議なことに、その夜は久しぶりにぐっすり眠れたんです。

そして翌朝、体が少し軽くなっていることに気づきました。
満月が持つ「完了」と「リセット」のエネルギーが、私の心の大掃除を手伝ってくれたんだよと、友人はあとで教えてくれました。
それが、私の「月のリズム生活」の始まりです。
新月の「願い事」と、ひとつの「科学的な証拠」
満月で心をリセットしてから約2週間後、今度は「新月」がやってきました。
新月は、月が目に見えない、始まりのタイミングなのだそう。
友人いわく、「願い事の種をまくのに最適な日」に当たるのが新月。
満月でスペースが空いた私の心に、今度は「何を望むか」を植える番がやってきたのです。
「どうせ叶わないし…」と、また古いクセが出そうになり、一瞬はっとしてしまいました。
友人は聞き流して「大きな夢じゃなくていいから。自分が『こうなったら嬉しいな』と思うことを、素直に書いてみて」と一言。
私が書いたのは、こんなことでした。
・「朝、気持ちよく目覚められますように」
・「心から笑える時間が、1日10分でも増えますように」
・「私らしさを認めてくれる場所で働きたい」
ここで、少し現実的なお話をします。
「新月に願い事を書くだけで、本当に叶うの?」と思うかもしれません。
実はこれ、スピリチュアルな力だけでなく、心理学的な裏付けもあるんですよ。
アメリカのドミニカン大学という学校で、心理学者のゲイル・マシューズ博士が行った研究があります。
その研究によれば、「自分の目標や願いを紙に書き出した人」は、「ただ頭で考えているだけの人」に比べて、その目標を達成する確率が42%も高かったという結果が出たというのだから、驚きです。

でも、なぜなのでしょう?
それは、「書く」という行動が、自分の望みが「あいまいな夢」から「はっきりとした目標」に変わるからなんです。
脳が「これが大事なことだ」と認識して、その目標に関連する情報を無意識に集め始めるようになるんです。
新月に願い事を書く。
それは、魔法のようでありながら、実は「自分の脳を味方につける」ための、とても賢い方法だったと、あとで友人と話して分かったことだったんですよ。
月のリズムが「自分を大切にする」習慣をくれた
新月に「私らしさを認めてくれる場所」と書いてから、私の意識はあれから変わりました。
今までは我慢して読んでいた求人情報も、「ここなら、私らしくいられるかも?」という視点で見るようになったのです。
そして3ヶ月後。
私は、思い切って転職を決めました。
新しい職場は、お互いの個性を尊重する社風で、以前の職場のような重たいプレッシャーからは解放されました。
もちろん、月のリズムを始めたからといって、嫌なことがゼロになったわけではありません。
でも、「月のサイクル」という習慣は、私にとって最強の味方であることには間違いはなかったんです。
満月が近づくと、「あ、そろそろ心の掃除の時期だな」と、イライラや疲れを意識的に手放す準備をはじめます。
「今週ため込んだストレス」を紙に書いて、破る。
ゆっくりお風呂に入って、体をリセットする。
逆の新月が近づいてきたら、「さて、今月は何を始めようかな」と、ワクワクした気持ちで手帳を開きます。
「新しい本を3冊読む」
「苦手なあの人に、一度やさしく話しかけてみる」など
この「リセット(満月)」と「スタート(新月)」の繰り返しが、いつの間にか、私にとって「自分を大切にする」ための大切な習慣になっていました。
まとめ
30代ともなれば、がむしゃらに走ってきた20代とは違い、心と体のバランスが難しくなる時期に突入した気がします。
あなたも私と同じように「なんだかうまくいかない」という不安を感じているのなら、久しぶりに夜空を見上げてほしいのです。
月は、いつでも静かに、あなたのことを見ています。
満月の夜には、もういらない古い感情や習慣を、そっと空に返すことを始めてみてください。
そして、新月の夜には、あなたの小さな、でも大切な願いの種まきをしてみてください。
特別な道具なんて、何ひとつ必要ありません。
ただ、あなた自身が月のリズムを意識して、自分の心と向き合う時間を作るだけでいいんです。
その小さな習慣が、あなたの毎日を、少しずつ変えるきっかけになってくれるはずですよ。
-
-
もうお金の心配はしたくない!そんな私を救ったのは【龍神の恵み】
「今月も、もうお金がない…」 給料日を迎えるたびに、真っ先に頭をよぎるのはそんな不安でした。 20歳で一人暮らしを始めて、実家の両親への仕送り。 自分の家賃や食費、携帯代を払ったら、もう ...
続きを見る